ほうれん草のごま和え

成長期の子どもには、血(けつ)が必要です。

そして、成長して行くということは腎を充実させていくということ。

腎はホルモンバランスに関わる五臓なので、成長と深い関わりがありますが、脳とも関わりが深いのです。

なので、子どもを賢く丈夫に育てたいときは、腎を養ってくれるような食べ物を多くとりたいですね。

「うちの子、生まれつき体が弱くて…」と、心配しているお母さんたちも、腎を補うようなものを食べさせて大事に育ててあげれば、大人になったときに周りの人たちと変わりなく、むしろ周りの人たちよりも丈夫な大人に成長できるかもしれませんよ!

人間の体は、食べたものから作られるのですから。


というわけで今回は、子どもたちがテスト前になると、我が家の食卓に登場する回数が増える【ほうれん草】を使った料理。

ほうれん草は根本が赤いので、薬膳では血を補ってくれる赤い食材になります。

そのほうれん草に、腎を補う黒い食べもの【黒ゴマ】を使って、ごま和えにしました。

腎を補いたいときは黒いものを食べてくださいね。

白ゴマは肺を補ってくれるので、乾燥肌や咳が続く方は白ゴマに変えてもOK。

そこに、陰液=うるおいを増やす【松の実】をプラスしました。

血もうるおいがないと、スムーズに流れません。流れないと滞って不調の原因となります。

春に適度にとりたい酸味と、体を養い緩める甘味で味付けをした、

『ほうれん草のごま&松の実和え』

・ほうれん草は茹でてお好みの大きさに切る。

・黒ゴマ、松の実、砂糖、酢を混ぜる

・混ぜた調味料とほうれん草を和える。


酸味を抑えて、甘めに味付けしてあげると、お子さまでも食べやすくなります。



小児はりきゅう師なおみん

札幌市西区、小児はりで、子どもを元気に、ママを笑顔にするセラピスト。 Webサイトに書いてきた食養生記事が、読み返しにくくなってきたので、こちらに引っ越しました。