かぼちゃの煮付け

本日は冬至。一年でもっとも太陽の力が弱まる日です。

本日が陰のピーク。ここから再び陽が増す季節の始まりです。

そのため「一陽来復」と言って、この日を境に運が上向くとされてきたそうです。

 そして運がよくなるように「ん」がつく物を食べていたのです。

これを「運盛り」といい、「ん」が2つ入る食べ物として、れんこん、だいこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)が好んで食べられていたとされています。

では、かぼちゃは?

かぼちゃは漢字で書くと「南瓜」。

「なんきん」で「ん」が2つ入ります。

さらにかぼちゃは夏に収穫されますが、取ってすぐ食べるよりもしばらく保存しておいた方が甘味が増しておいしくなります。また貯蔵が効くので冬の大事なビタミン補給源ともなります。

元々は南方の野菜である事から、陽の気を持つものとして一年でもっとも陰が強く陽が弱い日に、陽を多く含む物を食べるという意味もあるそうです。

かぼちゃを食べて風邪に負けない丈夫な体を作ることによって、毎日元気に過ごす。こんないいことありません!健康は日々の活動の基本となります。


我が家のかぼちゃの煮付けは、おかずとして食べるのでしっかりめの味付け。

切って、ごま油を引いたフライパンで炒め、そこにみりんと醤油とお砂糖を入れてさらに炒めます。

お酒を足して、少しの汁を絡めるように、焦がさないように炒めながら煮ていきます。

みりん、醤油、お酒の水分で蒸し煮する感じです。

すると煮崩れしないかぼちゃの煮付けになります。


かぼちゃ団子のお汁粉も人気。

味付けしないで煮たかぼちゃをつぶして、片栗粉を混ぜてこねて団子にしたものを、お湯の中で茹でます。

そのお団子をお汁粉の中に入れれば出来上がり。



小児はりきゅう師なおみん

札幌市西区、小児はりで、子どもを元気に、ママを笑顔にするセラピスト。 Webサイトに書いてきた食養生記事が、読み返しにくくなってきたので、こちらに引っ越しました。