12~15ヶ月頃離乳食のすすめ方
東洋医学的に食事のアドバイスをする際、基本となる離乳食のすすめ方の知識も必要となりますので、まとめておきます。
1歳から1歳半のお子さんの離乳食のすすめ方について。
上下に4本づつ、合計8本の歯が生えている子が多いですが、まだまだ、食事をすりつぶすことはできません。
歯ぐきでかめる硬さに。
やわらかく煮てあれば、そのまま与えられます。
食べ物の衛生、味、硬さ、形態などに注意すれば、もうほとんどの食品を使うことができますが、次のものはまだ控えましょう。
・お刺身などの生もの
・添加物や着色料が多く使われている食品
・濃い(塩辛い)味、辛い味、香辛料のきいたもの
・かみにくいもの(いか、たこ、こんにゃく、わかめ、生レタス、硬い肉)
・カフェイン
・炭酸
・誤飲になりやすいもの(もち、こんにゃくゼリー)
パンは手づかみ食べをしやすく、子どもも喜んで食べてくれますが、基本はお米。
のり巻きは手づかみ食べしやすく、喜んで食べてくれるので便利です。
子ども用カレーがありますが、子ども用といえども香辛料が入っています。
アトピー、便秘、夜泣き、疳の虫…などの症状があるお子さんは控えた方がよいです。
香辛料は熱を発生させるので、症状を悪化させることがあります。
(↑東洋医学的に考えるとね!)
牛乳も使える月齢ですが、まだ料理にはフォローアップミルクを使用した方がよいです。
牛乳は牛を大きく成長させる飲み物。日本人の胃腸には負担が大きいです。
朝・昼・夕の規則正しい3回食に。
授乳はそろそろ卒業です。
特に、
・お母さんがやつれてヨレヨレになっている
・離乳食がすすまない
場合は、卒乳をお勧めします。
お子さんははいつまでも母乳で成長はしません。
母乳も、いつまでも栄養たっぷりの状態で出るわけではありません。
お子さんがいつまでもおっぱいに吸い付いていると脳からはプロラクチンと言うホルモンが分泌されますが、これは排卵を抑制するホルモン。
次のお子さんを考えている方は、そろそろ卒乳し、栄養を食事からとれるようになっていきましょう。
卒乳するとさみしい… と言うお母さんがほとんど。
でも、赤ちゃんはいつまでも赤ちゃんのままではいません。
次のスキンシップ方法を見つけましょう。
ちなみに我が家は…1歳を過ぎて、授乳しようとしたら、ぷいっ!とそっぽを向かれてそのままあっけなく卒乳してしまいました…(╥д╥`)
どうしてもおやつの必要な子は量と時間を決めて!
ダラダラ1日中何かを口にしている、ということのないようにしましょう。
ダラダラ常に口に何かが入っていると、しっかりとした胃腸にならない上に、虫歯にもなりやすくなります。
「お腹が空く」という感覚がないと、食事も進みません。
食欲不振などのトラブルは、生活リズムの乱れが原因で起こりやすいものです。
この時期に早寝早起き、ごはんの時間は一定にする習慣をつけましょう。一生の健康の基礎になります。
大人の食べ物をとりわけて、小さく切ってあげても食べられる時期です。
大人も食事を見直す絶好の機会です。
一緒に、薄味、葉もの野菜多めの食事にし、よく噛む習慣をつけましょう。
「むら食い」「好き嫌い」「ばっかり食い」などがありますが、食べる量にあまり神経質にならないように。1週間を平均しておよその量がとれていればかまいません。
乳臼歯が生え始めるこの時期から、本格的にかむことを覚え始めます。
さまざまな食材の切り方、調理方法を工夫して、かむ練習ができるように進めます。
自分で食べる意欲や経験が必要な時期です。 手づかみ、スプーン、フォークなどを使うところを見守ったり、手伝ったりしましょう。
散らかしても大丈夫な便利グッツは、買って損はありません。
吸盤の付いたお皿や、ランチマットは重宝しましたよ~。
下にフローリングカーペットを敷くと安全。
吸盤の付いた食器を使えば、ひっくり返されれることもありません。
外遊びでメリハリのある生活にしましょう。
食の細い子や食欲不振の子にはしっかり空腹感を作るために、食べ過ぎる子には食事以外のことに興味を持たせるために、豊かな遊びの体験がとても大切です。
卒乳してしまうと気になるのが、水分補給。
水がお茶で十分です。
甘いジュースなどは、味を覚えると欲しがります。
常に飲んでいると、虫歯や肥満になるだけでなく、キレやすい子になる原因にも。
余分な水分の取り過ぎは、鼻水の材料、浸出性中耳炎などの原因にもなります。 (←あ…東洋医学的に見て、です)
食事から栄養をとるようになる大切な時期。
自分たちの食生活を見直すちょうどいい機会でもあります。
12~15か月の離乳食は…
・基本は米がゆと野菜。
・決まった時間に3食食べる。
・大人も一緒に薄味の食事を!よく噛んで!
・授乳以外のスキンシップ法やご機嫌をとる方法を見つけましょう。
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